ワインの持ち方、飲み方のマナーを知ろう
ワインは、味だけでなく所作や香りまでも楽しむ芸術品。美しく味わうためには、基本のマナーを知っておくことが大切です。
まずグラスの持ち方ですが、基本はステム(脚)を持つのが正解。特に白ワインやスパークリングは温度管理が命なので、手の熱が伝わらないよう注意が必要です。赤ワインも原則は同様ですが、やや温度を上げたいときはボウルの下部を軽く支える程度なら許容範囲です。
乾杯の場面では、グラスを勢いよくぶつけず、軽く持ち上げて目を合わせるのがスマートな所作。置くときも音を立てず、そっと戻すのが基本。静かな所作が、周囲との調和を生み出します。
そして本質は、ワインの“味わい方”にあります。まず一口目の前に、グラスを軽く回して香りを立てる「スワリング」を行いましょう。グラスに鼻を近づけ、第一印象の香りを深く吸い込みます。花や果実、スパイスなど、ワインの個性が一気に広がります。
口に含んだら、すぐ飲み込まずに舌全体に広げるように転がします。酸味・甘み・渋み・コクのバランスを探るイメージです。飲み込んだ後の余韻=“フィニッシュ”もじっくり観察しましょう。これが、プロのテイスティングに近づく第一歩。
マナーとは単なるルールではなく、ワインの本質を引き出す「型」。丁寧な所作を通して、ワインそのものの魅力を深く味わうことができるのです。


